参拝の作法 神社とお寺はどう違うのか?

神社とお寺の違いをはっきりとわかりますか?神社は神様がいらっしゃるところ、お寺は、仏様がいらっしゃるところ。神社は神道、お寺は仏教。少しはわかりますよね。参拝の仕方は?実は、なんとなくで前の人のやり方をそっと見てお参りしていませんか? やっぱり、細部はいまいちわかったような、わからないようなですね。宗教は違うのに、なぜ多くの日本人はどちらにも詣でるのでしょうか?

神社とは?

日本の神様を祀られている所です。信仰の所属は、神道で多神教です。神様は、八百万の神々、皇族の人々、一部特定の人です。入口には鳥居があります。住職さんではなくて神主(かんぬし) さん、そして巫女さんが儀式をします。参拝の時に御神体を見ることはできません。

神社の「神社」「大社」「神宮、宮」の違いは?

「大社(たいしゃ)」とは、昔は「おおやしろ」と呼ばれていて「出雲大社」を指していました。いまでは「熊野大社」「諏訪大社」「春日大社」等たくさんあります。大きな神社の格式として平安時代の「延喜式神名帳」に大社として492の神社が分類されています。

「神宮」とは、天皇、皇室の祖先や天照大神をはじめとした神様を祀られている神社の社号とされています。筆頭である伊勢神宮は、内宮に天照大神(あまてらすおおみかみ)、外宮に豊受大神(とようけおおかみ)をお祀りしています。日本で初詣の参拝が一番多いと言われている明治神宮では、祭神が明治天皇です。

「宮」は、天皇家の親王(皇子、嫡男系出の皇孫である男子 )を祭壇としていましたが、歴史的に重要な人物を祀った神社も呼ばれています。例えば、今回のメインテーマである「合格祈願」で有名な学問の神様と称される菅原道真を祀った天満宮(てんまんぐう)、徳川家康を祀った日光東照宮などがあります。

お寺とは?

仏様を祀り、僧侶が教義をおさめるための場所です。
信仰の所属は、仏教で日本には、6 世紀欽明天皇の時代にインドから中国、朝鮮半島を経て伝わってきたと言われています。お寺は、ご本尊としては、大日如来、薬師如来など仏様をお祀りしています。

「神社=神道」と「お寺=仏教」

一般的な現象ですが、なぜ日本は、お正月は初詣で神社で、お葬式はお寺で仏様を拝むという「神道、仏教の共存」ということが自然に行われているのでしょうか?
歴史を紐解くと、西暦593年推古天皇が即位されて、「厚く三宝(仏教のこと)を敬うこと」と詔を出し、聖徳太子、蘇我馬子と共に、神道とともに仏教も信仰し興隆につとめました。最初の法隆寺が建立されたのもこのときです。まだ、このときは一般庶民までは浸透していなかったそうですが、日本はここからが「神仏習合」のはじまりだと考えます。
余談ですが、最近では聖徳太子の虚構説なども議論されているようですが、定かかどうかはわかりません。

合格のお願いを書いて「絵馬」を奉納しよう!

神社仏閣に詣でたら、おみくじを引いて、運試し。合格祈願に絵馬を奉納、そして、お守りを頂いて帰りましょう。これぞ、合格祈願のさらなるパワーアップのフルセットですね。
ところで「絵馬」ってそもそもなんなのでしょうか?せっかくですから、「絵馬」の由来を知りましょう。
昔から、馬は神さまが移動する際に使われる神聖な動物とされていたそうです。そして、神さまがお乗りになる馬を神馬(しんめ)として、奉納される風習ができたそうです。しかし、馬を奉納する人も、奉納される神社もたいへんですから、板に馬の絵を描いたものを奉納するようになったそうです。平安時代には、観音菩薩が馬に乗って現れるという説が広まり、寺院にも絵馬を奉納するようになったそうです。

絵馬には、願い事とともに自分の住所、名前、参拝日を書いて、奉納してください。住所と名前を書かないと、神さま、仏さまも誰だかわかりません。試験でも、受験番号、名前等必要なことは忘れずに記入してくださいね。